オリエンテーリング雑記

オリエンテーリングについて何か書きます。

大学から競技を始めて2年目で運営に回ってみた話

 この記事はオリエンティアAdventcalendarの8日目の記事です。
 色々な大会の運営に顔を出していたら「大学から始めて2年で運営やってるの?」という趣旨の言葉を何度かかけられたので、これは書く価値があるのではと思って書きました。 下手な文章ではありますが、最後までお読みいただけたら幸いです。

(20/03/29更新:Twitterへのリンクを削除しました。)

自己紹介

 鈴木璃土と申します。おそらくは名前を聞いても「誰だよ」という感じだと思いますので、簡単に自己紹介をしたいと思います。

 筑波大学19年度入学の2年生で、関東学連渉外です。身長173cm体重86kg、中学高校は科学部無線工学班という部活に所属してました。大学からオリエンテーリングを始めて、特段取り上げるほどの成績を残さず今に至ります。(アドカレに寄稿されている方の多くがIC/IH/全日本いずれかのエリート経験者でビビり散らかしています)
 関東学連の一部の人には「牛丼を食べるのがやたら早い人」の方が誰だか伝わるかもしれません。  

 ざっくり自己紹介した所で本題に行きましょう。

運営してきた大会

まずは、今までに自分が運営として関わってきた大会を挙げてみます。

  • 第39回筑波大大会(計センスタッフ)
  • いばのこ(茨大と農工大の対抗戦)(計センチーフ)
  • 第34回中高選手権(インターハイ)(計センチーフ)
  • 2020年度全日本ミドル&ロング(計センサブ)
  • 2020インカレスプリント(フィニッシュ・計センサブチーフ)

 これ以外には大学構内での部内向け練習会で計センしたりたまに企画部練(24日の記事をぜひ読んでください!!)を行っています。 おそらくではありますが、大半の大学生が運営すると言えば、大学の名を冠した学生大会か対抗戦、練習会くらいかと思います。 増えても所属している地域クラブの大会になるのかなと。

大会やイベントの運営に関わるのは昔から大好きで、中高大と学園祭実行委員会をやっていたり、部活の練習などを企画したりしていました。同人誌即売会の設営/後片付けのお手伝いもやってたりします。裏方でみんなが楽しそうにしてる姿を見るのが大好きです。

 インターハイと全日本ミドルロングは友人に誘われたのがきっかけです。中高選手権はこの動画を見ていて「現地へ見に行きたい!!!!!!」となっていたので参加した所、いつのまにかパートチーフになってました。 インカレスプリントは後述します。

インカレという"場"

 ちょっと話は逸れますが、インカレの思い出話をしたいと思います。僕が初めてインカレに参加したのは岐阜県中津川市で開催されたインカレスプリント・ロング2019です。筑波ではスプリントで小牧さんが優勝し、ロングで宮本さんが優勝した時ですね。カウントダウンと共にフィニッシュに現れた和奏さん、ロング18番コントロールを探す小牧さんのGPSラッキング、増澤さんのインタビュー、先輩たちの走り、同期の走り……これらすべてが脳裏に焼き付いています。こんなことを言って「自分が努力したわけでもないのに」と言われそうですが、自分の事のように嬉しさや悲しさを感じていました。それほどの熱量がインカレにはありました。

 僕はインカレが大好きです。日々努力してきた全国の大学生オリエンティアたちが一同に集い、全力を尽くして走るあの場所が本当に大好きです。そしてそのインカレで走る選手たちに憧れています。日々ランニングをして体力を付けて、地図読みをして技術力を身に付け、1分1秒を削る戦いを繰り広げる選手のみなさんには尊敬の気持ちでいっぱいです。 これは中高選手権や全日本大会(まだ参加したことはないですが)もそうで、 競技に打ち込んでいる皆さんを本当に尊敬しています。もちろん年単位で準備してきた運営者や一般/併設クラスを走った後全力で応援する方々も同じです。

 インカレの開催が年々難しくなっているということを昨年のインカレロングの際に山川さんが話していて、卒業したら運営たくさんするぞと思っていました。しかし今年に入ってインカレスプリントが中止になり、学生とOBOGさん共催での大会となったとき、インカレという場所を作るお手伝いが少しでも出来るなら、こんなに幸せなことはないと思い運営に参加しました。実際に運営して、インカレの楽しさをより一層感じられましたし、今後もインカレ運営者を学生から募集するのであればスプリントに限らずまたやりたいと思っています。(もちろんOBになってからもやりたいです)

 こう言うとオリエンテーリングをするのが好きじゃないみたいに見えますが、オリエンテーリングも大好きです。群馬での中高選手権運営が終わった後、翌日東北大大会で走ってつくばまでその日のうちに帰るような長距離遠征もしてます。ただ、僕は選手権に出られるほど、自分のための努力を積み重ねられるような人間ではありません。でもほかの選手のためなら少しは努力できる人間だと思っています。なのでインカレや中高選手権、全日本などで選手たちが最高の戦いができるように運営として関わりたいと思っています。それが僕が大好きなオリエンテーリングに、そしてインカレに最も楽しく貢献できる方法だと考えているからです。もちろん運営者としての僕が必要なければ選手の僕として努力できないなりに頑張って、そして楽しんで走ろうと思います。

運営した大会の感想

インターハイ

 計センとしてはEcard故障が多発して大変でしたが、一日で個人戦団体戦をやるというギチギチのスケジュールで大会を無事に終えられてよかったです。運営者有能しかおらん。しかもあのYoutubeでしか見たことがなかったインハイを見れただけでも大満足なのに、高校生男子リレーが2走フィニッシュ時点で3位まで1分差、ビジュアルでもあまり差は開かず着順判定員が準備するという大変熱いレースを目の前で見られて本当に最高でした。今後も運営として関われたらいいなと思っています。

全日本ミドル/ロング

 初めての全日本、初めてのSi運用、初めての二日間大会と僕にとって初めて尽くしの大会でした。ミドルは茨にやられて傷だらけ、ロングは足ガクガクで動けないくらいの状態で計センに来る皆さんが印象的でした。日本最強を決める戦いを目の前で見ることが出来たこと、また運営として関われたことがとても嬉しいです。1日目に不成立が出てしまったことは一運営者として申し訳ない気持ちでいっぱいですが、2日目は無事に終えることが出来てよかったです。

インカレスプリント

 インカレ運営をしたいとは前から思っていましたが、その機会が在学中に来るとは思ってもみませんでした。パートチーフの根本さんが凄い方だったのであまり多くの仕事をしたわけではないですが、実際に選手の皆さんが走っている姿を見た時、「ああ、やっぱり僕はインカレが大好きだ」と思いました。同期がたくさん決勝に進んだのも滅茶苦茶嬉しかったです。ビジュアルで見えるたび心の中で応援してました。そして小牧さんの優勝。もう最高です。
 配信もハウス後泊で青黄ストリーマーをまきまきしながら見て「いや~~~~最高~~~~~」と興奮してました。計センではフィニッシュと同時にSRRドングルで読み取る試みだったり、タッチフリー&走り抜けフィニッシュだったりと初めての経験が多く楽しかったです。大会期間中はいろいろやってて涙が出なかったですが、思い出しながら記事を書いている今涙が出そうです。本当に関われてよかったです。

どの大会も本当に最高の大会で、運営者として関われてとても幸せでした。誘ってくれた、受け入れてくれた皆さん本当にありがとうございました。

最後に

 まだ競技を始めて2年目で薄っぺらく見えるかもしれませんが、これが僕の思いです。今後も運営として大会に関わりつつ、オリエンテーリングを楽しんでいきたいと思っています。今年のICMRも今後のICSもどうなるかわかりませんが、開催できる情勢になることを切に願っています。僕でも協力できることがもしあれば何でもやります。

 また、大会運営にお誘いいただけたらとても嬉しいです。ご連絡お待ちしております。
メールアドレス:s1911126★s.tsukuba.ac.jp (★を@に変えてください)

 最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。感想などあればぜひ伝えて頂けると幸いです。